望地(中央区田名)の田んぼと多様な生きもの
中央区田名の望地地区には、相模川と段丘崖の斜面林の間に自然豊かな水田地帯が広がっています。段丘崖から湧き出した水が、水田を潤すとともに、水辺に生息する生物に優しい環境を作っています。
ここでは「田名・望地の田んぼとゲンジボタルを守る会(代表者 小野慎一氏)」により、水のきれいな川にしか生息できないゲンジボタルなどの生育環境を守るため、用水路沿いの樹木の管理や清掃を行っているそうです。また、周辺の一部の田んぼでは、生物多様な田んぼとなるよう、農薬や化学肥料を使わない稲作りが行われているとお話しくださいました。
このような取り組みが功を奏し、6月初めには用水路沿いの約1.5キロメートルにわたり、千匹を超えるゲンジボタルが舞い、7・8月には色々な種類のトンボが空を飛び交います。用水路の中では,タニシやモノアラガイ、サカマキガイなど数多くの水中生物も観察できるそうです。用水路沿いは散歩道となっていますので、多くの生きものが息づく望地地区を訪れてみてはいかがでしょうか。
(平成28年10月 28年度市民カメラマン 山科昌俊さん)
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