「藤野の村歌舞伎」の歴史

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ページ番号1034491  最終更新日 令和8年1月6日

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令和7年度 市民カメラマン
榎本 弘さん

令和7年度11月

明治時代初期に農家の人々が始めた地芝居から始まり、昭和40年代に一度途絶えましたが、平成5年に「藤野歌舞伎保存会」が結成されて復活しました。

江戸時代~明治時代

江戸後期に地方に流入した歌舞伎が、藤野の村歌舞伎へと発展しました。明治時代から昭和にかけて、佐野川や篠原地区を中心に、地元の農家の人々が本格的な指導を受けながら演じ、津久井郡内、八王子周辺の祭典などでも興行しました。

篠川劇団

篠原・川上地区では「篠川劇団」が結成され、地域を挙げて熱心に取り組んでいました。

衰退と中断

高度経済成長期を迎え、農作業の傍らで    歌舞伎を演じることが難しくなり、昭和40年の神奈川県民俗芸能大会での上演を最後に、一度は歴史が途絶えました。

復活と継承

平成4年、当時を演じた経験のある有志が「藤野歌舞伎保存会」を設立し、民俗芸能として復活させました。

現在

現在も保存会が当時の演目を再現し、後進の育成を図りながら定期的に公演を行っています。平成21年には「藤野の村歌舞伎」として相模原市の無形民俗文化財に登録されました。

平成2年から準備が行われ、平成4年の秋に初公演を行いました。
旧津久井郡藤野町牧野篠原では、「大石神社 周り舞台公演」を行っていました。

  • 明治時代(1896年) 大石神社拝殿に回り舞台ができる。
  • 明治時代後期 篠原・川上・牧馬地域に歌舞伎が始まった。
  • 平成4年 藤野村歌舞伎復活
  • 平成5年 藤野村歌舞伎保存会発足
  • 令和7年11月 第32回藤野歌舞伎公演

今年で33年目の公演となります(1回は新型コロナウイルス感染症の影響で中止)。毎年演目についてみんなで話し合いをして決定するようです。
今年は、「菅原伝授手習鏡 寺子屋の段」に決定し、公演は11月22、23日の2日間の日程で行われました。今年の5月から月1回の練習を行い、歌舞伎の動き方、歩き方、声の出し方、姿勢等を本格的かつ丁寧に細かく指導してもらい公演に至りました。公演当日は、化粧をする人や着付けをする人、かつらの付け方や当日のしおり作り、照明、カメラマン、音響担当などたくさんの人たちの協力を得て開催されました。演目は講談、口上、歌舞伎の流れで両日たくさんの観客の中で無事に公演が行われました。一人ひとりの練習及びみんなの協力の賜だと思います。また、来年に向けての意欲が満ちあふれていました。一方で今後、子どもたちも年々減少していく中で公演を行っていく難しさや費用の負担など多々大変なことがあるようですが、来年も期待して公演を楽しみにしています。

参考文献

ふじ乃町の芸能
ふじ乃町の文化財 広報ふじのより
※このリポートは市民カメラマンが上記参考文献等を参考に作成しました。

「菅原伝授手習鏡 寺子屋の段」講談

「菅原伝授手習鏡 寺子屋の段」口上

「菅原伝授手習鏡 寺子屋の段」歌舞伎 左の役者が踏み出す

「菅原伝授手習鏡 寺子屋の段」歌舞伎 手を添えられた子が演じる

「菅原伝授手習鏡 寺子屋の段」歌舞伎 子どもたちが書き物をしている

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