大山詣りに利用された相模川の渡し場
令和6年度 市民カメラマン
山科 昌俊さん
今でも多くの参拝客が訪れる大山は、古くから信仰の場として崇められています。
とくに江戸時代には江戸庶民が豊作祈願、無病息災、商売繁盛さらには雨乞いなどの目的で多くの庶民が訪れたとされています。
大山へ行く道を大山道といわれ、この道は相模原市も通っていて、街道筋には参拝客のための宿場や相模川を渡船するための「渡し場」が設けられていました。
幾多の大山道のうち八王子方面から御殿峠を越え境川に架かる「両国橋」を渡った所に設けられた「橋本宿」からその道は二つに分かれ、参詣者は田名方面に進むか上溝方面に進むかを決めて大山に向かい相模川を渡っていました。
- その一つは
- 橋本宿
- 下九沢
- 四谷
- 久所(くぞ)の渡し場
- 渡船で対岸の小沢(愛川町)へ渡り大山へ
ただし久所の渡し場が主な渡船場となる前は、少し下流の望地(もうち)の渡し場がその役割を担っていたようです。
- もう一つは
- 橋本宿
- 上溝
- 田尻
- 当麻(たいま)の渡し場
- 渡船で対岸の上依知(厚木市)へ渡り大山へ
今回、この二つの大山道の渡し場跡を訪れてみました。
現在では、渡し場の痕跡は無く高田橋と旧昭和橋が架けられていますが、それぞれの渡し場跡に石碑が設けられています。
この大山道沿いには沢山の道標や石碑が現存し、昔の賑いの面影が残っています。皆さん、一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
参考文献等
橋本の歴史を知る会,橋本の歴史ガイドブック,相模原市,平成30年, P37、P57~P59、P63~P65
文化財調査・普及員 通信紙「さねさし」第5号、第14号、第15号、第39号
神奈川県ホームページ
現地案内板 他
※このリポートは市民カメラマンが上記参考文献等を参考に作成しました。
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