開業111周年JR横浜線-橋本付近の列車・車両たち-
令和元年度市民カメラマン
長島俊司さん
今回は、2019年4月から2020年1月までに横浜線を走った珍しい列車や車両の一部をリポートします。横浜線と言えばグリーンのラインの電車(E233系)ですが、ブルーのラインの相模線の電車(205系)も朝・晩に橋本経由で八王子まで横浜線に乗り入れています。その他にも、横浜線で普段は見られない珍しい車両が走りましたので紹介します。
はじめに紹介するのは、新しく作られた車両が、車両メーカーから納入先である東急電鉄(長津田)へ向かう列車です。2019年4月には目黒線用(3020系)と大井町線用(6000系)、8月には東横線用(5000系)、2020年1月には田園都市線用(2020系)の列車が走りました。東急電鉄の電車は運転設備、保安装置等がJR線の仕様とは異なるため、横浜線内は自力では走れません。そのため、JR貨物の機関車が牽引する貨物列車として輸送されています。機関車は東急電鉄に送り届けた後、川崎市にある新鶴見機関区に戻ります。(=写真(1)車両メーカーから東急電鉄へ向かう列車)
また、東急電鉄から車両メーカーや他の鉄道会社へ向かう貨物列車も走っていました。これは東急電鉄の車両を車両メーカーで大規模改造する場合や他の鉄道事業者に譲渡する場合です。9月に目黒線用(3000系)が車両メーカーへ、10月には元東急8590系が富山地方鉄道へ向かう列車を撮影することができました。東急電鉄に関連する車両としては、今年の夏に東急電鉄がJR北海道等と共同で運行する北海道クルーズトレインの電源車の輸送もありました。この電源車は塗色を直して、今年の夏にサービス用電源車として運行するとのことです。(=写真(2)東急電鉄から車両メーカーへ向かう列車)
5月と7月には、修学旅行用の臨時列車が走っていました。日光からの帰路で、車窓には子供たちの笑顔が見えました。修学旅行用の列車は秋にも見ることができました。(=写真(3)修学旅行用の臨時列車)
最後に紹介するのは、安定した輸送のために運行している列車と車両です。総合試験車は、走行しながら電気設備や軌道状態の保守用データをリアルタイムで計測しています。軌道整備車、バラスト運搬車、レール運搬車は、昼間は保守基地にいて、私たちが眠っている深夜に移動し作業をしています。(=写真(4)安定した輸送のための列車と車両)
今回リポートした列車は、臨時列車のため駅の時刻表には記載がありませんが、案内放送は流れますので、その時は注目してみては如何でしょうか。
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横浜線(E233系)
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相模線(205系)(原当麻駅)
【(1)車両メーカーから東急電鉄へ向かう列車】
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4月・目黒線用(3020系)
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4月・大井町線用(6000系)
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8月・東横線用(5000系)
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1月・田園都市線用(2020系)
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4月・機関車(DE10形)
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1月・機関車(DE11形)
【(2)東急電鉄から車両メーカーへ向かう列車】
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9月・目黒線用(3000系)
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10月・富山地方鉄道へ(8590系)
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7月・電源車(マニ50形)
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クルーズトレイン(伊豆急2100系)(茅ヶ崎駅)
【(3)修学旅行用の臨時列車】
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5月・E257系
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7月・E257系
【(4)安定した輸送のための列車と車両】
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1月・総合試験車(E491系)
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6月・軌道整備車
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8月・バラスト運搬車
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10月・レール運搬車
令和2年1月 元年度市民カメラマン 長島俊司さん
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