大晦日の慈眼寺(緑区与瀬)
平成30年度市民カメラマン
関戸正樹さんのリポート
相模湖駅から西に歩き、中央自動車道に架かる大きな歩道橋を登ると、目の前に慈眼寺が見えます。陣馬山に向かう登山ルートの入り口に位置し、山を背にすると眼下に相模湖が一望できます。
慈眼寺は、天正年間に建立され、津久井観音霊場第20番の札所になっています。本堂は大正6年の大火で焼失しましたが、戦中に再建されました。本尊は薬師如来で、側には観音霊場で御開帳される聖観世音菩薩、左手には不動明王、右手には蔵王権現、弘法大師があり、檀家さんが書かれたという龍の屏風絵も置かれています。
大晦日の夜、本堂で年明けとともに行われる護摩祈祷の準備が進められている中、鐘つき堂では除夜の鐘が心地よい音を響かせていました。慈眼寺のある「与瀬」は、江戸時代には甲州街道の宿場として栄え、明治時代には中央本線が通り、昭和には相模湖で東京オリンピックのカヌー競技が行われ、平成には相模湖町から相模原市となるなど、様々な時代を超えてきました。時代が変わっても、この音色は変わらず湖の町に響き渡ります。
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除夜の鐘
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護摩祈祷
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蔵王権現立像
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陣馬山の夜景
平成30年度市民カメラマン 関戸正樹さん
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