境川ののどかな風景(小俣勝美さん)
平成27年度市民カメラマン
小俣勝美さんのリポート
相模原市と町田市の境を流れる境川は、かつて相模国(現在の神奈川県の西部~中央部)と武蔵国(現在の東京都、埼玉県、神奈川県東部)の国境でした。境川は戦国期頃までは「高座川(たかくらがわ)」と呼ばれ、文禄年間(1590年代)に行われた検地で相模国と武蔵国の境界を現在の境川にしたため、「境川」となったと伝えられています。
川が蛇行していることもあり、当時は大雨のたびに洪水を引き起こす「暴れ川」とも呼ばれ、地域の住民を苦しめていましたが、現在の緑区広田付近では子どもでも川を飛び越えられるほど、川幅は狭く流れも緩やかになりました。川の両岸は遊歩道が整備されており、ゆっくりと散策を楽しむことができます。きれいな川には小魚が泳ぐ姿やカルガモやシラサギが羽を休めている姿を身近に見ることができます。
緑区広田の境川付近では今も水田が広がり、春には青々としたイネが育ち、秋には黄金色の穂が風になびきます。
みなさんも境川ののどかな風景を見に訪れてみてはいかがでしょうか。
(平成27年7月 27年度市民カメラマン 小俣勝美)
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