平成29年1月~3月の区長談話室
3月19日 御園西自治会集会所の竣工式に出席しました
自治会法人御園西自治会(大野南地区・301世帯)の集会所が、約2カ月間の整備を終え、このたび晴れて竣工式を迎えました。
大野会長による冒頭のご挨拶では、現集会所が整備されたいきさつが語られ、旧集会所の廃止後なかなか候補地が定まらなかったこと、そのような中、自治会区域内の一般住宅がたまたま売りに出され、協議の末、これを集会所として整備することが決定されたこと、耐震性を損なわずに集会スペースを確保するため予想外にリフォームが難航したことなど、ご苦労の多かったこれまでの数年間を振り返る内容でした。整備にあたっては、会員内で議論の末、「多目的で使いやすい」をテーマに取り組まれたとのことで、自治会活動のみならず、子ども会や高齢者サロンなど幅広い用途の施設が完成しました。
自治会活動の拠点となる集会所は完成しましたが、住宅街が広がる御園西区域には大規模なイベントを開催できるような公園や広場がありません。そこでお祭りなどの開催には、会場のある近隣自治会との連携は欠かせないのだそうです。
この竣工式をとおして、地域の皆さんが連帯し知恵を出し合うことで、地域課題の解決が着実に図られていることを実感できました。
3月6日 相武台グリーンパーク災害対策合同委員会が防災まちづくり大賞を受賞しました
相武台グリーンパーク災害対策合同委員会(以下「合同委員会」。)のみなさんが、南区役所に第21回防災まちづくり大賞の受賞報告にお越しになりました。
防災まちづくり大賞は、消防庁が阪神・淡路大震災を契機に平成8年度に創設され、地域に根ざした団体・組織等、多様な主体における防災に関する優れた取組、工夫・アイデア等、防災・減災に関する幅広い視点からの効果的な取組等を表彰し、広く全国に紹介することにより、もって地域における災害に強い安全なまちづくりの一層の推進に資することを目的に実施されております。
合同委員会は、約4,000人が住む大規模団地「相武台グリーンパーク」において、ソフト的役割を担う自治会とハード的役割を担う管理組合が合同で平成26年に設立し、今回、団地全体を地区避難所のサブ避難所とする構想を考え、自主防災隊を組織して活動する防災マニュアルを作成し、平成28年6月に全世帯の半数強の参加を得て震災避難訓練を実施し、マニュアルの見直しを行い、避難行動と防災意識の向上、更にはコミュニティの活性化につなげたことなどが評価され、3月1日に都内ホテルで受賞されました。
今回の受賞を機に、引き続き地域に根ざした防災活動をとおして、重要な役割を果たしていただきたいと思います。おめでとうございました。
2月14日 地区自治会連合会の会長・副会長との懇談会
今年で4回目となる南区内7地区の自治会連合会の会長・副会長との懇談会が、南区合同庁舎で行われました。事前に用意された「自主的な防犯活動の取組」、「防災用品の備蓄の取組」、「空き家の課題」の3項目について、各地区の先進事例の紹介や、課題解決に向けた議論が交わされました。
一つ目の「自主的な防犯活動の取組」では、主に青色回転灯車両(青パト)による地域防犯パトロールと防犯カメラについて意見交換が行われました。限られた予算の中で地域の安全安心を維持していく工夫として、パトロールに要するガソリン代などのランニングコストを資源回収の奨励金で賄う取組や、飲料メーカーが提供する防犯カメラ一体型自販機の設置など、画期的なアイデアが出されました。
「防災用品の備蓄の取組」については、坂本座長(相模台地区自治会連合会会長)から、「都市直下型地震の場合、被災地は関東一円に及ぶため、近隣都市からの支援物資は滞るだろう。そうなれば食糧や水などの備蓄は私たちにとって喫緊の課題となる」とのお話が冒頭にあり、その後、「自助」、「共助」、「公助」の観点から熱心な議論が行われました。「備蓄」と一口に言っても、住宅が密集した地区、耕作地の多い地区など、それぞれの地域特性によってその考え方は少しずつ異なります。しかし、発災後最低でも72時間以内は「自助」が基本との考え方は一致をみました。
「空き家の課題」に関しては、平成27年の空家等対策の推進に関する特別措置法の施行により、調査や処分等に関する市町村の権限が明確化され、また本年4月からは、相談等の入口部分の業務が本庁から区役所へ移管が予定される中、懇談でも課題のある空き家の情報を地域と行政がどのように共有していくかという課題について意見交換が行われました。
今回の懇談会でも、自治会の皆さんが知恵を出し合って、斬新な取組を実践されていることを伺いました。安全・安心で暮らしやすい南区が、こうした地域の皆さんの地道な努力の上に成り立っていることを改めて実感する懇談会でした。
2月13日 南新町自治会前防犯部長 大河内勇治さんが「神奈川県犯罪のない安全・安心まちづくり功労者表彰」を受賞
南新町自治会前防犯部長 大河内勇治さんが、2月6日に「神奈川県犯罪のない安全・安心まちづくり功労者表彰」を受けられました。
これは、長年にわたり、犯罪のない安全・安心まちづくりの活動に尽力し、その功績が特に顕著と認められる個人及び団体を県知事が表彰するものです。
大河内勇治さんは、平成8年4月から平成28年3月まで、南新町自治会防犯部長として防犯活動を推進。地域の防犯灯を夜間巡視し、不具合のある防犯灯については、電気関係の仕事に従事していたスキルを生かし速やかに復旧していただきました。また、自治会防犯部長を交代した後も継続しているほか、青少年健全育成パトロールや大野南地区防犯協会会員、相模原市安全・安心まちづくり推進協議会大野南支部会員として、会議やキャンペーンなどにも積極的に参加し、安全・安心のまちづくりに多大なる貢献をしてきたことが評価され、見事受賞に輝いたものです。
南区では、区ビジョンにおいて「誰もが安心して暮らせるまちをつくります」をまちづくりの目標の一つとしています。今後も地域の皆様や関係団体の皆様との連携を強化して、安全・安心なまちづくりに努めてまいります。
1月28日 「第3回More輝区~南区アイディアコンペ~」が開催されました。
平成29年1月28日、南区若者参加プロジェクト実行委員会によるプレゼンテーション大会「第3回More(モア)輝区(かがやく)~南区アイディアコンペ~」が、相模女子大学マーガレットホールにおいて開催されました。
「南区の魅力ブラッシュアップ」をテーマに、南区のまちづくりに関心の高い大学生や社会人の皆さんが、南区の名産やイベントなどの資源をどのようにアレンジしてPRすれば更に魅力的なものとなるかについて、プレゼンテーションを行いました。
グランプリに相当する「南区アイディア賞」には、昨年なでしこリーグ1部昇格を決めたノジマステラが南区の観光アンバサダーとなる提案をしたノジマステラスポーツクラブが、「オーディエンス賞」と「審査員特別賞」には、もっと身近な木もれびの森にするためのデザイン計画を提案した女子美術大学が輝きました。
南区のまちづくりに関する素敵なアイディアをご提案いただいた全ての出場団体の皆さまに、心から感謝申し上げます。
今回は6団体に出場していただき、提案された企画はいずれも実現性の高い内容で、会場からは、発表者のアイディアについて感想や意見を述べたり、質問するなどの交流が図られている様子も多く見られました。
昨年度の第2回大会では、「南区アイディア賞」を獲得した提案が「おいでよ!南区Happyたまごまつり」として見事実現しました。そして、イベントの中で実施された給食グランプリで小学生から提案のあった「たまご」を使ったメニューが、実際の給食として採用されるという大きな成果を挙げています。今回の提案も地域の方々と発表者が協力し、実現に向けて検討されることを期待します。
なお、アイディアコンペで発表された内容は、2月15日まで南区合同庁舎1階ロビーでパネル展示と動画の放映をします。お近くにお越しの方は、是非お立ち寄りの上ご覧ください。
1月6日 女子美大生による南区インフォメーションBOXの企画制作
相模大野駅北口にあるbono相模大野2階「南区インフォメーションBOX」の展示が、女子美術大学の学生さん達の手でリニューアルされました。ボーノウォークに面したこのショーウィンドウには、南区の魅力発信を目的として、毎回趣向を凝らしたディスプレーが期間限定で展示され、道行く人々の目を楽しませています。
今回、この展示を企画・制作してくれたのは、女子美術大学デザイン・工芸学科で環境デザインを専攻する4人の学生さんです。
企画に先立って、まず彼女たちは南区の魅力スポットを巡る「南区ツアー」へと出かけました。訪問先はメンバーで話し合って決め、行った先々で見聞きし感じたことを全員が共有しテーマを決めていきます。今回は、日本一の大きさを誇る相模の大凧をモチーフに、空高く飛ぶ大凧たちが、南区の魅力スポットである「木もれびの森」「たまご街道」「北里アクアリウムラボ」(北里大学海洋生命学科ミニ水族館)を見下ろすという雄大なイメージで制作を行うことになりました。
何度もイメージ画を起こし昨年末に具体案がまとまると、次は展示に使用するパーツを大学構内で加工し、年明け早々にBOX内で組み上げ作業に入りました。指導教官の飯村教授の指導のもと、全員が真剣な表情で制作に取り組み、現場には一種の緊張感が漂います。
こうして完成した作品には、彼女たち自身がツアーで撮影した動画も加わり、都市と自然が調和する南区の魅力を余すことなく伝える美大生ならではの造形に仕上がっています。今後、学生の皆さんが、相模の大凧のように様々な分野で飛躍していくことを期待しています。
展示期間は、1月6日から3月31日までです。
1月1日 新年のごあいさつ
明けましておめでとうございます。
南区民の皆様におかれましては、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
南区では、区民会議が中心となって「若い世代のまちづくりへの参画促進」を積極的に進めています。
平成28年は、自転車運転のマナーアップの啓発、南区の魅力アップのためのアイディアコンペの実施やそのコンペで優秀な成績を収めた企画がイベントとして実現するなど、区内の高校生や大学生の自主的な活動が大きな成果を上げました。
平成29年も、3回目となるアイディアコンペの開催のほか、数年にわたって学生が地域のイベント等に参画する中で蓄積してきた実践的なノウハウをまとめた“ルールブック”を発行するなどの取り組みを進めていきます。同時に、子育て世代や働く若い世代にも、もっともっとまちづくりに参画してもらえるような方法も考えていきたいと思います。
スポーツの分野では、ホームタウンチームの一つ、女子サッカーのノジマステラ神奈川相模原が、なでしこリーグ2部で見事優勝を成し遂げ、念願の1部昇格を果たすという嬉しいニュースがありました。1部リーグでステラ旋風を巻き起こして欲しいと思います。
そのほか、まちの活力の維持・向上や、安全・安心で心豊かに暮らせるまちづくりを進めるため、自治会や商店会、福祉団体をはじめ、地域の各種団体とより一層の連携を深めるとともに、「選ばれる南区」をめざして区の魅力を広く発信していきたいと思います。
平成29年が、皆様にとって素晴らしい一年になりますよう心からお祈り申し上げます。
南区一番!
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