広報さがみはら No.1373 平成29年(2017年)11月15日号 6面 ---------- ジモトを食べる! 「さがみはらのめぐみ」をみんなで食べよう!  市内では、トマトやキュウリといった野菜から、ブドウやブルーベリーなどの果実、豚肉や鶏卵などの畜産物まで、さまざまな農畜産物が生産されています。秋の収穫時期を迎え、特にこれからの時季は「さがみ長寿いも」の愛称で知られる「やまといも」と、津久井地域で古くから生産されてきた「津久井在来大豆」の収穫・出荷が始まります。  市内の農家が丹精込めて作った農畜産物を知り、そのおいしさをぜひ味わってください! 津久井在来大豆  津久井在来大豆は、古くから緑区千木良地区周辺で栽培されてきました。大粒で深いコクと甘みがあり、豆腐やみそなどさまざまな商品に加工されています。現在では市内周辺でも栽培されていますが、生産量は決して多くはなく、「幻の大豆」ともいわれています。 生産農家 菱山喜章さんのコメント  15年以上前から津久井在来大豆の栽培を始め、現在、約70アールの畑で生産しています。収穫した大豆の一部は、納豆やきなこなどに加工して販売しています。種まきから収穫、みそ造りまでを体験できる取り組みも行っていて、参加者にも農業の厳しさや収穫の喜びを実感してもらっています。 作ってみよう!大豆ごはん 材料(4人前) 大豆40g、米カップ2、(水カップ2と1/2、昆布10センチメートル、塩小さじ1、酒大さじ2) 1 大豆を洗い、一晩水につけておく。 2 米を洗い、ざるに上げて30分以上置く。 3 炊飯器に1の大豆、2の米と( )内の材料を全て入れて炊く。 ※大豆の仕上がりが少し硬めになりますが、かむと豆のおいしさが分かります。 ※1をそのまま煮れば、おいしいゆで豆になります。 強火で沸騰させ、浮いたあくを取り除き、弱火にして時々差し水をしながら4時間前後煮てください。 やまといも 相模原市は県内一の生産地です!  やまといもはヤマイモの一種で、昭和30年代から市内で栽培が本格化した、県内一の生産量を誇る農産物です。形はイチョウの葉に似ていて、別名「イチョウイモ」とも呼ばれています。ナガイモよりも粘りが強く、イモのうまみが強く感じられるのが特徴です。 生産農家 志村佳男さんのコメント  農業を始めて35年になりますが、やまといもの栽培は、父親から引き継いで現在約30アールの畑で行っています。やまといもはリピーターも多く、贈答品としても人気が高いです。私の直販所ではいろいろな野菜を販売していますが、野菜が苦手な子どもが野菜を食べられるようになったとの声を聞くと、うれしいですし励みになっています。 作ってみよう!やまといもの落とし揚げ 材料(全て適量) やまといも、塩、油、乾燥のり 1 やまといもは皮をむいてすりおろす。 2 塩を少々加えてよく混ぜる。 3 油を170度くらいに熱し、2をスプーンですくい、油の中に静かに落として、きつね色になるまで揚げる。 ※塩加減は好みで調整してください。乾燥のりで2を巻いて揚げても、ふわっと膨らんでおいしいです。 直売所へ行こう! あぐりんず つくい JA津久井郡農産物直売所 営業時間 午前9時30分から午後5時(3月から10月は午後6時まで) 休所日 水曜日、12月31日から平成30年1月3日 所在地 緑区中野625−1 問い合わせ 電話042−850−4183 店長 佐藤 勲さんのコメント  この店舗では、地場産の農産物の魅力や価値を感じてもらうため、試食に力を入れています。毎日、新鮮な農産物を食卓に並べてもらえる環境づくりに努めています。津久井農業の情報発信拠点としての役割も担っていて、今後も津久井在来大豆やサトイモをはじめ、ブルーベリーなどの果実の加工品も売り出していきます。 ベジたべーな JA相模原市農産物直売所 営業時間 午前9時30分から午後5時(3月から10月は午後6時まで) 休所日 第1・第3水曜日、12月31日から30年1月6日 所在地 中央区青葉3−1−1 問い合わせ 電話 042−851−3583 副店長 小俣貴史さんのコメント  地元産の野菜を、より多くのお客さんに食べてもらいたいです。 さがみはらアンテナショップ sagamix 営業時間 午前10時から午後9時 休所日 30年1月1日 所在地 南区相模大野3−2−1(ボーノ相模大野2階) 問い合わせ 電話 042−705−8455 店長 西塚良子さんのコメント  野菜の特徴やレシピ、作り手の思いなどの情報をお客さんに提供しています。 たまご街道(麻溝台)   古くから養鶏が盛んなこの地域では、現在7軒の養鶏場があり、鶏舎や直売所が点在する市道を「たまご街道」と名付け、皆さんにも親しまれています。直売所では、新鮮な卵や洋菓子などの販売もあり、カフェでは食事も楽しめます。 麻溝畜産会会長 角田隆洋さんのコメント  各生産者がこだわりを持って生産した卵の味はそれぞれ違いがあるので、ぜひ食べ比べをしてみてください。 イベント・商談会情報 さがみはらのめぐみマッチングフェア2017  市内産農畜産物の販路拡大と利用を促進するため、農業者と商工業者の商談会を開催します。 日時 11月30日(木曜日)午後2時30分から4時30分 会場 産業会館 ※申し込み方法など詳しくは、市ホームページをご覧ください。 さがみはらのめぐみPR販売会  市内の農家が採れたて野菜を直売します。 日時 11月21日(火曜日)、12月5日(火曜日)午前11時から午後1時 会場 サン・エールさがみはら 問い合わせ 農政課 電話042−769−8239